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雑多な製作


オーディオ関係



  ・オーディオミキサー

 オペアンプを使った基本的なオーディオミキサーです。回路は
 トランジスタ技術2003年1月号の207ページに記載されています。
 ただしこれではゲインが大きすぎたので、もう少し検討して
 定数を変えておけばよかったです。

 事情により急いでいたこともあって金属加工がいまいちです。




 中身です。まあまあ丁寧にやってあります。ちなみに使用した
 オペアンプは新日本無線製NJM4558DDです。(秋月にて購入)


PICマイコン関係



  ・PICライター

 秋月のPICプログラマーキットを製作したものです。基板は
 ガラスエポキシでICソケットも高品質なものです。やはり
 キットで組むと仕上がりがきれいですね。




  ・HE-MACHINE

 某番組のあのボタンを不完全再現。技術力がないのでネットで
 公開されていたカウンターをそのまま作ったものです。なので
 カウントは無限です。もちろん音もなし。あるキットで音声を
 録音再生できるものがあるので、それを入れれば可能かも。




 ボタンを押すと一応LEDが点灯。これ系の製作は結構やる人が
 いるようで、ネットを探すといくつか製作例が見つかりました。




  ・ステッピングモータドライバ

 ステッピングモータを駆動する回路。これも技術力がないので
 ネットで探したプログラムをそのまま使わせていただきました。
 が、回路が同じでもなぜか動作せず。原因不明のままお蔵入り。


計測関係



  ・逆RIAAフィルタ+アンプユニット

 RIAA特性のフォノイコライザーの特性測定に便利な機器です。
 逆RIAAフィルタを通すと信号がかなり減衰してしまうので、
 可変ゲインアンプで増幅し、利便性を向上。のはずがこれも
 動作せず。当時は原因がわかりませんでしたが、今考えると、
 オペアンプの単電源動作を理解していなかったための単純な
 設計ミスだった可能性が高いです。結局これを使わないで
 特性を出してしまったので、直さないまま放置してあります。




  ・反転増幅回路

 大学の実験のひとつ、回路の作成で作ったもの。オペアンプの
 基本回路である反転増幅回路です。オペアンプは741を使って
 いました。一応動作してほっとしました。




  ・簡易ファンクションジェネレータ

 いつも使っていたファンクションジェネレータが壊れてしまい、
 ないと不便なので作成。回路はトランジスタ技術2004年1月号の
 130ページに記載されています。少ない部品で作成でき、非常に
 ローコスト。後はカップリングコンデンサをつけたいところ。



製作当時の日記より(2004/2/1)

トランジスタ技術誌1月号に掲載されていた、74HCU04を使った
簡易ファンクションジェネレータを作成しました。部品は大体
有り合わせで間に合ったので、買ったのは74HCU04だけです。
一箇所半田がうまく融けていない場所があったために最初は
動作しませんでしたが、それを直したら正常に動作しました。

このファンクションジェネレータは三角波、方形波、正弦波を
同時に出力することが可能です。発振周波数は1000pを使ったとき
約140kHzとなりました。今回の製作では最低発振周波数は約8Hz
でした。三角波と方形波はきれいなものが出力されましたが、
正弦波はダイオードを使って近似しています。ある程度は調整
できますが、波形を見ると結構ひずんでしまうのは仕方ないです。
とりあえず今作っているプリアンプの作成に役立つでしょう。
今後余裕があれば、RCオシレータを作りたいと考えています。




  ・トランジスタチェッカー


 トランジスタの特性を測定する治具です。ペアマッチングを
 取りたいときなどに使えます。計測はR2,R5の両端の電圧から
 ベース電流を求めます。また、R3,R7の両端の電圧から同様に
 してコレクタ電流が求まります。hfeの値はコレクタ電流を
 ベース電流で割って求めます。そのときのベースエミッタ間
 電圧を測定しておくとペアマッチングが取れます。結果は
 エクセルで集計すると便利です。




回路はこんな感じ。オペアンプはレールツーレールタイプを使用 します。そうでないと最小電流時に飽和してしまいます。今回は手元に あったナショナルセミコンダクタ社製LMC662を使いました。このICは C-MOSタイプでレールツーレールタイプ。高精度なので今回の用途に よくあっていると思います。ちなみに秋月で入手可能です。耐圧が 16Vなので注意します。

この回路はコレクタ電流の値を任意に変えられるので、実際に使うときの 値でテストすることができます。可変範囲は電源電圧で変わります。 たとえば電源電圧15Vではコレクタ電流は0mAから50mAまでです。

基準電圧ICを使えばもっと洗練されると思いますが、あまり問題が なかったのでそうしませんでした。また基準電圧を555タイマーIC等で スイッチングすれば、トランジスタの温度上昇を避けられるでしょう。

R2,3,5,7は精度を高めるために誤差1%の金属皮膜を使っています。



 実際に使用している風景。計測にはこの治具の他に直流電源と
 電圧計が必要です。


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