カセットデッキ TEAC A-360(紹介編)





ハードオフのジャンク\400で購入。多分こんな古いデッキを買う人はそんなにいないと思います。
1972年ごろの製品だと思われ、TEAC上面操作型デッキとしては最後期のものだそうです。
前面操作パネルを採用した、TEAC初期の名機A-450とはメカが同じらしいです。
整備を終え実際に音を聞いた感想は、先入観もあり思っていたより良いものでした。
ただコンデンサー等、素子の劣化等の影響か、ノイズが多少耳障りに感じます。
このデッキの魅力は30年の時代の差から来る新鮮さだと思うので、あまり気にしていません。




レベルメーター

針式のレベルメーターはほのかな照明と合わせ、見ているだけでも楽しめます(笑)。




フェーダー、トグルスイッチ

REC,OUTPUTレベルはミキサーのようなフェーダー式です。
操作面に余裕があるからこそ使える機構です。
トグルスイッチはカチッと気分よく切り替わります。
左からBIAS,EQ,INPUT,MPX FIL,DOLBY NRのスイッチです。




テープ操作ボタン

電気的な機構を使わず、ダイレクトにメカを操作します。
力は必要ですが、即応性は最高ですし、再生ボタンの押し加減で
キューイングができるなど、意のままにデッキを操れます。




テープカウンター等

今故障中ですがアナログ式のテープカウンターです。
下のTAPE RUNは、テープの走行にあわせて光が動きます。
MEMORYは故障のため、今はまだ試せていません。




テープリッド、放熱孔

HIGH DENSITY FERRITE HEADと書いてありますね。
テープは古めですが、デッキよりは5年ほど新しいです。
放熱孔にメッシュが入れることでごみの侵入を防いでいて、
丁寧に作りこまれていることが感じられます。




エンブレム、前面端子

TEACとドルビーシステムのエンブレムがつけられています。
その下には当時の録音機には必須のマイクジャックと、
ヘッドホンジャックが取り付けられています。


整備編へ
ホーム
オーディオのメニュー